独占インタビュ
■JOBUTSU PROJECT

■JOBUTSU PROJECT 独占インタビュ[菱田氏]
[4/10/2003 up インタビュー& テキスト 井出]アルバムの解説へ

新作'listen in clear light Vol.2' コンセプトについて

前作の『チベット』と言う大きなテーマは変わらないのですけど、今回
の違う点はもっと自分達の国、日本をみて、沖縄に行ってきまして、そこで
出会った地元沖縄のミュージシャンとのセッションを取り混ぜたのも収録されてます。
自分達が一番大切にしている事はサンプリングじゃない所を強調していて、
処方的にはそう言う部分もあるんですが..
あくまでも我々JOBUTSU PROJECTが旅をして来た中で知合った人々との共演って 言うのが我々のコンセプトなんです。

前作の重厚感ある雰囲気と少し変化して、全体的に沖縄民謡風で明るい印象ですが

2枚組みと言う事もありまして、あまり重くならないようにしました。
その辺で少しメジャー感が出たんじゃないでしょうか。その辺が前作と
違う感じだと思います。



そのチベッタン達との出会いを通して、彼らのお経をエレクトロニックミュージックと
融合させようと思ったキッカケって何ですか?


そもそもJOBUTSU PROJECTのコンセプトというのは、
我々日本人であり、アジア人ですよね。そのルーツを音楽的にどこまで
探れるか?っていうのと、あとそれを如何にそのままの形で世界に伝えて行けるか?
って言うのが、出発点だったんです。

本プロジェクトのプロデューサーでもある高田氏(East Voice)は、
どのようにしてJOBUTSU PROJECTを制作したんですか?


JOBUTSU PROJECTのメンバーは5人いるんですが、我々とプロデューサーの高田さんは、昔からの知合いみたいなもので、いつも何かやりたいよねって言う話を何年も前から機会があるごとに話してたんですよ。高田さん自身はダイブ以前からアジア文化と現代の音楽の融合に興味をもっていて、チベット死者の書にめぐり合い着々とJobutsuProjectの構想が生まれた経緯があり、チベット行きがほぼ決まり菱田、鈴木、寺田に声がかかって、鈴木の方から日比野、華原に声がかかり、今回のプロジェクトが自然と形になって行ったんです。

まあ、それこそチベットに行って、そういう事やりたいよねって言って考えても、なかなか実現する事は難しいじゃないですか、まあそう言った所のチャレンジみたいな、、音楽を創るって以前に、そう言った事に夢だと思わずにどんどんチャレンジして行くって事が、ひとつ我々の中の共通項であって、例えば、ヨーロッパ発売のキッカケにもなったんですけども、なかなか考えると実現しなさそうな事なんですけど、どんどんそういった事にチャレンジして行こう。そのチャレンジ精神って言うのもJOBUTSU PROJECTの大きなコンセプトのひとつなんです。そもそも構想段階でメジャー系レコード会社に話しを持ちかけるが相手にされず、自費でチベット行きを決断し、2001年6月にチベットレコーディングを決行しました。

そして向こうでレコーディングして来たお経をもとにさっそく各自がデモテープを制作しはじめたんですが、この時点では発売の見通しは全くたっていなくて、発売戦略に関してミーティングを重ね、自社でインディーズで行くか?など話し合い、その結果、まずは海外展開をチャレンジしてみようという話になり自分のフランスでのネットワークで、いくつかのレーベルを頼りにデモを持って行き、いきなりLastCallから強いオファーを受けたんです。続いて2001年にはPIAS からもオファーを受け、数社と検討したんですが、最終的にLast Call社と契約を決断しました。そして2002年2月、契約とマスタリングのため再びパリへ行き、6月ヨーロッパ発売になって、帰国後日本のメジャーからも逆にオファーを受け、BMGと契約を決定して、11月に日本版発売となりました。

チベッタンラマのお経をエレクトロニックミュージックに使うに至って

その辺のアイディアっていうのは、アジアの国々の中でどういった所にいって、 どういう人達に出会って、我々も色々とメンバーと話し合ったんですけども、 その中でチベットに興味を持ちました。チベットは仏教で知られている国ですけど、 いっぱいお経があって、その中に『死者の書』というのがあるのを我々も知って、
まあ『死者の書』っていうとドロドロしいイメージがあるんですが、 簡単にいってしまうと、"皆に愛と平和を"っていう事がテーマのお経なんですよ。 要するに生きている間に良い事をして、良い魂になって、もう一回生まれ変わるって いうのがテーマなんです。自分達もそれに非常に共鳴をうけて、それを現代風の エレクトロニックミュージックの上に乗っけて、より幅広く世界の人々にも伝えられたら いいなって、、そこから始まりました。

最初ラマ僧の録音許可がなかなか下りなかったんですけど、いざチベットへ行ってしまって、 向こうの高僧の人たちとのインタビューをさせていただいたんですけども、彼らにも 自分達のコンセプトに非常に共鳴していただいて許可がおりました。 なかなか許可はもらえないものなんですが、彼らから死者の書という教典をいただいたりとか、 非常に共感してもらえて、すごく嬉しかったです。
そのチベッタンラマのお経の活かし方に関しては、一作目と基本的には変わらないですが、 如何に音楽自体と融合させてお経の持つバイヴを失わさせないか、そこの一番気をつかってました。

全体的に立体感あるサウンドだったんですが、その辺、特に気を使った点について?

実際チベットでは、標高4000m、空気の薄い所でなかなか録音も難しい環境だったんですが、一緒に同行したエンジニアの人が立体音響的に録れる"バイノーラルマイク"を持って来てそのお経を収録しているって言うのと、あと如何にバイヴを広げて、そのまま伝えられるか?っていうのがテーマでしたので、デメンションをもって収録出来るか?まあちょっとテクニカルになってしまいますが、そこも大きなポイントでした。 帰国後、ミックスしていても、なかなか音楽と混ざらないんじゃないか?とか、意見もあったんですけども、実際そんな事は無くてですね、非常にスンナリとマッチしてしまったっていう所がメンバー5人の実感ですね。


今後の展開について


3作目は6月25日発売に決まりました。メンバーの曲も
そろそろみんな完成するころで、また来月パリでマスタリング
を行います。

これからもどんどんアジアの国々に出かけて行って、向こうで出会う人々を
通して、色々な音楽を創って行きたいですね。(菱田氏談)


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[3/20/2003 インタビュー&テキスト 井出 淳] [画像提供:菱田]

[協力:プライザ−、ル・フォブール、BMGファンハウス]

 

 



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