TOYONO 特別独占インタビュー  第1弾 [第2弾:新作ジンガマイスについて→

TOYONO 特別独占インタビュー[Interview&Text by Jun Ide]

- まずは、本日のライブの感想をどうぞ (5/6 Live at Jz Brat)

私はイベントに出演する事が凄く好きで、今日はJz Bratでやるって事で、初めて 出来る話題の場所なので気合いを入れてライブに望みました。

- 今晩のバンド編成と、新しい試みについて、
* 榊原大(p) 越田太郎丸(g) 下野人司(b) 外薗雄一(ds)

私の音楽はブラジル音楽に基づいている部分が多いんですけど、 今回のメンバーは、 ブラジル音楽で一番象徴的なパーカッションがいない。 ドラム、ベース、ピアノ、 ギターという、ポピュラーミュージックの 中では極めてオーソドックスなんですけ ど、実は私の中ではすごく珍しい編成なんです。最近私が人間的にも音楽的にも凄く 好きなミュージシャンにお願いして来て貰いました。

- 彼らとレコーディングとかされた事は?

残念ながら、レコーディングはまだないんですね。 一作目は、『Espirito(エスピ リト)』というバンドでレコーディング をしました。(1999年SAIDERA RECORDS)2 作目はブラジルで録ったんで、未だ今回のメンバーとはないんですが、今後どうなる か?って感じです。


-4月にリリースされた、須永さんの<Double Standard>に
参加されてますが、どんな経緯で繋がったんでしょうか?

えっと、辰緒さんとは、もともと私のファーストソロ アルバムの『Litoral(リトラ ウ)』(2001年FILE RECORDS.Inc.)を辰緒さんとも仲良しな「Mansfield(マンスフ ィールド)」の池田政典くんが気に入ってくれて、彼のアルバムでゲストヴォーカル として参加したんですね、『Mansfield popp(マンスフィールドポップ)』というア ルバムなんですが。それを辰緒さんが聴いて、私に、というオファーがあって参加し ました。

-新しいチャレンジ

今のミュージックシーンの中でブラジルって言う要素もすごく大きいと思うんですけ ど、やっぱりそれも段々と変わって来ていて。凄く一般的なボサノヴァだったりサン バだったりという所では無くて、新しいものをという、辰緒さんの方でも気持ちが強 くて。私の方でもやっぱりそう言う思いがあって。何か東京で出来る事とか、新しい 事をやんなきゃ意味ないなとか思っている時に、辰緒さんの方から、 基本的には4ビートベースの曲にポルトガルの歌詞を乗せようという話しになったんですね。私も曲を 聞いてすごくいい曲だと思ったのと、なんて言うのかな?クラブシーンってやんちゃ なシーンだと思うんですよ。だとしたら、カリオカの、 普通の上品な言葉じゃ無く てスラングを入れた歌詞を作ってみよう と思って。で、それをはめて作りました。 すごい良いと思います。

-詞の題材

それは、ちょっと批判じゃないんだけど、音楽を垂れ流し的に、消費的に 聞いてたりもするし、あと人の繋がりで、わりあい話すんだけど、心が 通いあっていない、どうしても、そういう付き合いが増えて来ているんだけど、、 でも自分が一番見たいものは何か?っていうのを、大事にしたい、そんな 内容の事を書きました。今の早い世の中にちょっと抵抗した感じです。 音楽とハートの繋がりをもっと大事にしたい。




- そもそもTOYONOさんがブラジル音楽に傾倒するに至った経緯

ちっちゃい頃から音楽やってて、自分の事を嫌になるぐらいの音楽人間でした。でも、 アングロサクソンというか、英語の歌を自分で歌おうという感覚が全く生まれなかっ たんですね。英語の歌は聴くだけで満足だったんです。でも、ある日ポルトガル語の 歌、ブラジルの歌を聞いた時に、この言葉の響きの感じは自分も歌ってみたいと直感 的に思って。それになおかつ掘り下げて行くと、リズムとか、ハ−モニーとか独創的 なので、だんだんとハマってしまって今に至るって感じですね。

-ブラジルに渡って、本場で修行された経緯もありますよね、

パーカッショニストの「Marcos Suzano(マルコス・スザーノ)」っていう人に習っ ていたんです。彼は最近スティングのライブアルバムに参加したりで、世界的に有名 な人です。もともと一枚のブラジルのCDをチェックしていて、 「Pandeiro(パンデ イロ)」っていうタンバリンみたいなブラジルの楽器があるんですが、 この独創的 なパンデイロの音はいったい何だ!?っていう風に衝撃的な録音で。実際にブラジル に行って会えるチャンスがあって、色々と話しているうちに教える機会があると言わ れて習いに行ったのがキッカケなんですが。今ではパーカッションの師匠と言うより、 ミュージシャンとしての私の師です。 半年に一回に日本に来るんですが、その度に 彼に恥ずかしく無い音楽をしようといつも思わせられる。すごい刺激的な人です。

一番最初にブラジルに渡ったのって

96年ですね。すごく短い期間だったんですが、 ビザって3か月しか無いんで、3か月 にちょっと伸して行った記憶があります。

-ポルトガル語は?

ブラジルに渡る前に、個人レッスンで、歌の発音だけのトレーニングなんですけど、 約1年半くらいやってて。あと大学の社会人講座に半年くらい行ってたんですけど。 それで向こうに行っても全く通じなかったですね(笑)。で、向こうでなんとか、 だんだんと雪がとけるように、馴染んで行った感じ。

- もともとボーカル以外にも、楽器も演奏されるんですか?

鍵盤楽器はやってました。ちっちゃい時から曲とか歌詞を作ったりはしてました。歌 はポルトガル語に出会うまでは、日本語の歌ぐらいですね。

- 本格的にプロ活動して行こうと決意し、
最も影響を受けた アーティストについて

ブラジル音楽にハマったきっかけになるんですけど、 結構ベタなんですが、ジョイ スのジョビン作品集というのがあるんですが、それでハマりましたね。アルバム全体 のサウンド感が好きです。




-2001年リリースしたアルバム『Litoral(リトラウ)』について、

このアルバムはサンパウロで録ったんですが、実は、 あの今でも、その時はそれで 良かったと思っているんですけど、 全12曲なんですが、曲の半分が日本語で、半 分がポルトガル語っていうものなんですね。それが賛否両論な部分でもあるんですが、 その時の私としては、半々の感じが一番合っていたんです。それで ブラジルに行っ て曲を作ったものに関しては、歌詞は全て日本語で書きました。 向こうに居るから こそ日本語の美しさみたいなものを感じて。

-今後の活動予定、アルバムリリースの予定など。

今年の秋頃にアルバムを出す予定でいます。ただ、今構想段階なのでなんとも言えな いんですけど、 いちおう その予定です。

-How does music make U feel?
大地の響きですね。

-ファンの方へメッセージをどうぞ!

これからも、ファンの人からすると、すごいわがままに 音楽をやって行くと思うん ですけど、批判したりとか、賛同してくれたりとか、色々と自由に私の曲を聴いて行っ て頂ければと思ってマス。今後とも、TOYONOをよろしくお願いしま〜す!

[取材協力:Flavor.FM、Text & Interviewed 井出]

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TOYONO's Discography


TOYONO
シンガーソングライター、ヴォーカリスト
大阪生まれ。

ブラジル音楽に魅せられ、以来異国の文化を自らの感性で昇華させてオリジナリティ を持つ音楽を創造する。
 96年にブラジル、リオ・デ・ジャネイロに渡り、アリーニ・カブラウ(vo)、マ ルコス・スザーノ(perc)に師事。帰国後、安井源之新(perc)伊藤ゴロウ(g)とと もに"Espirito"(エスピリト)を始動。99年オノセイゲン プロデュースによるフ ァーストアルバム「serafim」(SAIDERA RECORDS)をリリースし、タワーレコード「9 9年の決定盤」に入選するなど各所で話題となり、東京、大阪クラブ・クワトロにて ライブツアーを行い、また塩谷哲(p)をフューチャーしたホールコンサートも大好 評となる。
 その後、ソロヴォーカリストとしても様々な活動を開始。
01年自らのアイディアとプロデュースでブラジリアン・ミュージックのカラフルな 魅力を余す事なく表現したサンパウロ録音のデビュー・ソロ・アルバム「Litoral」 (リトラウ)(FILE RECORDS.Inc)を発表。「ブラジルディスク大賞」入選。  よく透き通り、なおかつ凛とした強さのある声の魅力だけでなく、力強さと包容力 を併せ持つ感性豊かな表現者として注目が集まり、mansfield(池田正典)、D.A.T. (イワキケンタロウ)などのアルバムにもゲストシンガーとして参加。 ソロ・アルバムリリースと同時に、saigenji(g&vo)など凄腕ミュージシャンの力 を借りて自らのプロデュースイベント『 maximo dois(マッシモ・ドイス)』を立ち 上げ、橋本徹(カフェ・アプレミディ)高木慶太、ダイサク・ジョビン(タワーレコー ド/bounce)などをゲストDJに迎え、新たな活動場所を広げるとともに柔軟な音楽性 を磨き人気イベントに成長させる手腕も発揮している。
また03年の活動として、4月リリースの須永辰緒(Sunaga t Experence)ソロ・ アルバム「Double satandard」にゲストシンガーとして参加、またヒット・コンピシ リーズ『 TOKYO BOSSA NOVA〜inverno』(Hapiness Records)に最新録音「ビリンバ ウ」を提供するなどその活動力は見逃せない。

official web『TOYONO MODERNO(トヨノモデルノ)』
http://www.toyonomoderno.jp/
toyonomoderno@toyonomoderno.jp
ファイルレコード
http://www.FileRecords.com/

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[取材協力:Flavor.FM、TOYONO, Text & Interviewed jun ide]

 

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