アメル・ラリュ−
アメル・ラリュー(Amel Larrieux)インタビュー

アメル・ラリュー インタビュー[Intervied &text by jun ide/ Urban groove network
Supported by Bliss Life Records, MCJP
------------------------------
RECENT WORKS 1
●新作”Brave bird”を制作した経緯について 

タイトルソングの”Brave bird”のコンセプトとその語源は、 今から約5年前に私が書いたもので、そのキッカケは、 ソマリア出身のある女の子に捧げた曲だった。 ある時、その女の子のストーリ−をマガジンで読んで、私の人生が永遠に、 変わってしまうくらい衝撃を受けたの。 その女の子は劣悪な環境下で、どうにか生き残り、エスケープする事が出来たらしいけど、、とにかく、その女の子のためにこの曲を捧げてあげたかった。 いつかその女の子に会う事ができれば、私から彼女に対してのメッセージと、 彼女の勇気に対して敬意を払いたいと思っているわ。 [Brave bird]を通して、皆それぞれ誰かの頭の中に、その女の子の勇気の ようなものが思い浮かべる事が出来る。そんな経緯から[Brave bird]が出来たの。 そもそもこの曲を録音したのは、今から約4年程前だったんだけど、 出来上がった当初、一番最初に試作版をDJに渡したら、フロアで それを流してくれて、そこにいた観客がその曲にすごくポジティブな 反応を示してくれて、すごく驚いたわ。そしてすぐにその曲を公式に お披露目をしようと思い立ち、私のサポーター達に対して、メッセージ を添えて、自分のウエブサイト上で発表したの。


●" For Real "のインスピレーション

曲作りの時はいつも突然沸き上がってくるんだけど、 このトラックは、突然ラルーが作りはじめて、なんとなく メロディをタタタンタタタンタタタン♪って 感じに口ずさみはじめて、その途中で、"For Real"って、 やったら、しっくりと来て、本当説明出来ないくらい、 ごく自然とあの曲になったの。それからまた曲を書きたくなって、、、 ストレートに表現するよりも、アナロジーを使って、 ポエット風にやってみたかった。 それをやってゆくうちに、普段、男性が、女性を セレナーデを歌う傾向があるけど、その逆で 女性が男性をセレナーデしてみたいと思ったの。 自分の心の底から思った事なの。 結果的に、すごくロマンティックな曲になったと思うわ。 懇願するような、エネルギーを感じるような、 私の気持ちがフロウするような感じになるような・・ どの曲が一番と答える際に、ほとんどのミュージシャンが すべての自分の曲は、自分のベイビーのような存在だからって、 (笑)ひとつだけなんて、答えられないわ。。 私、すべての曲が大好きよ。。 [Brave bird]アルバムの中で一番好きなトラックを 答えるのは、すごく難しいけど、しいて言うならば、 その時々の気持ちによって、それぞれ違う曲が好きになるわ。 今日は[クローズ・ユア・アイズ]がすごく好きだったわ。 なぜなら、それは芯のしっかりとしたサンバ調のリズムだから。 そしてライブの状況によっては、ミニマムな楽器でプレイするのが好きで、 それによって自分の声が自由度を増して、他の楽器と融合して、 そのスペースを包んでゆくの。すごく高揚して最高な気持ちになるわ。

●Previous WORKS 2
99年に発表したソロアルバム"Infinite possibilities"について
いつもアルバムを制作する時には、これと言って、コンセプトみたいな ものは決めずにやっているの。でも仕上がって行くにつれ、自然と コンセプトというか、意味あるものが出来て来る。本当に沢山の トラックをレコーディングして行く中で編集をして、最終的には、 10〜12曲くらいに詰めてゆくの。その曲ひとつひとつが、 コンプリメントしあって、アルバム全体を満たしてゆく。 [Infinite possibilities]は、あのアルバムで、当時の私が表現している気持ち そのままのものなの。あの時のミュージックそのものが私の 気持ちを凝縮したもの。 そして、今作の[Brave bird]を4年後に聞いた時に どんな気持ちになるか楽しみだわ。

●Early development:
幼少時代からどんな風に音楽に関わって行く様になったのでしょうか?

私の家族の母と父は、もともと2人とも音楽が大好きで、いつも家の中で歌ったりしていた。そもそも私の母は、女優をしていて、歌ったり、ダンスがとても上手だった。そして母は有名な大学で、パフォーマンスアーツの教授で、ダンス批評家で、ライターでもあった。 母はアートにしっかりとした基盤があったの。父はフォトグラファーだったんだけど、 家族の中で、私ただひとりが音楽一本でキャリアを築いたのよ。 なぜそうなったかというと、バレリーナを夢みて、約12年間にもおよぶダンスレッスンののち、自分が悟ったのは、私は、たんなるコーラスの一部にはなりたく無かったって事だったの。 バレーの世界では、個人としての自己主張があまり許されなかったから、バレーをやっている中でも、いつでも自分でポエトリ−を書いたり、歌ったりしていた。 ダンスは4才からやっていたから、それはそれで楽しかったけど、ある日を 境にバレーに対してなんのパッションを感じる事が出来なくなったの。 そしてバレー以外の手段で、自分自身をもっと表現したいっていう気持ちの方が だんだんと強くなって行ったからだと思う。そして”ペン”そのものが 自分自身をより力強く表現する上で一番重要な手段へと変わっていった。 そこにフリーダムを見い出し、それがダンスよりも最適な自己表現方法だという事に 気がついたの。私が9thグレード(中3)の時、フィラデルフィアのある高校 で開催されるパフォーミングアーツのオーディションがあって、 ドラマ・プログラムとミュージック・プログラムで受け入れて貰い、 結果的に、ミュージックを選んだ。その2年間の勉強で、 自分自身が音楽家として、キャリアを築いてゆくという事に確信を抱いたわ。 ミュージックは、私自身の血であり、自分が何百人を前にして、 コーラスといっしょに歌う時、私のヴォイスは、個性を解き放ち、 そこにいる観客ひとりひとりのマインドの中へ、他のインストルメンツと 一緒になり統合される。その瞬間に、私の体中にgoose bumps (鳥肌) が走るの!!そうやってどの音楽が本当に良い音楽か?と言う事を 体で感じるの。その当時は、歌ったりすると、 本当によくgoose bumps が出たから、私自身本当にシンガーとして やって行こうって確信したわ。それからも地道にポエトを書いたりして・・


●そうそう、これは、すごく良いストーリーよ! ハイスクール時代にシンガーとして目覚めてから、在学中に地元の企業に、 インターンに行く機会があって、日本とかにインターンとかあるかどうかは、 分からないけど、それは、オルタネティブ・ハイスクールと言って、 将来の方向性を知るために参加するの。 私は、音楽にすごく興味があったから、音楽系の企業をみつけたの。 私が行った会社は、ジャイヴレコード、ザンバミュージック・パブリッシング という会社だった。そこで、音楽ビジネス、出版ビジネスに関する事を 沢山学んだ。たまたまその会社にいた自分のボスとすごく仲良くなって、 自分が高校を卒業する頃に、わざわざ電話をくれて、仕事にこないか?って 誘ってくれたの。 それからその会社で働き始めて、約5ヶ月後に、グルーヴセオリーのブライスを 紹介してくれ、何曲か詩をかいたりするうちに、シンガーとして一緒に活動しないか? と誘われ、契約書のディールにサインしたの。それが私がプロとして活動を開始するキッカケとなったのよ。

●How does music make U feel?
音楽をどう感じるっていう事に対して、上手く説明出来ないけど、 それは、一番スピリチュアリティに近付く事だと思う。私自身の 宗教みたいなものね。個人的には、無宗教だけど、音楽は私にとって の宗教みたいなものね。 私にとって良い音楽とは、フィジカルに感じるもので、エモーションも、 すごく強い事で、自分の人生の中で、2番目に大切な事だと思う。 自分のファミリーが一番重要だけど。音楽は私を支えてくれた。 音楽は、私をグレースフルな気持ちにしてくれる、 私は、本当に沢山の人々にあったりして、驚くような体験談を聞いたりする。 そこからインスパイアされ、音楽を創作しつづける事が出来る。それは 自分にとって、ユニバースがくれたもっとも素敵なプレゼントだと思う。

●Any message to your fans in japan?
いつも日本にくる度にすごく驚く事があるんだけど、 自分が住んでいるアメリカから遠距離にあるから、 日本からはそんなに沢山のコンタクトがあるわけではないけど、 私のウエブサイトwww.blislife.comにくれば別だけど(笑) サイト上で私とチャットしたり、メッセージを送ったり 出来るのよ。いつもファンの人たちにきちんと返事をするの。 そして、日本にくると言葉の壁があるにもかかわらず、 私のライブで、自分の歌を一緒に歌ってくれるファンが いると、あらためて歌う事によろこびを感じて、これが 自分自身の仕事だと認識するの。それにいつか日本へ 一年くらい家族とともに暮らしてみたいって思う。 自分の子供達にまったく違う文化に触れさせてあげたい と思う。 日本のファンの人たちが自分をサポートしてくれている事に 対してすごく感謝しているわ。すごくウエルカムにしてくれるから すごく嬉しい。ありがとう!!

[取材協力:MCJP, Blliss Llife records]
[Intervied
&text by jun ide

アメル・ラリュー (Amel Larrieux)

「 Amel Larrieux 」 : 1973年3月8日 N.Y.生まれ。「 The Roots 」とは学生時代を共にした仲。 元「Groove Theory」のボーカリストで2作目のレコーディングの最中に Bryce P.Willson との音楽性の違いに気づき脱退。 四年間のブランクを経てソロ・アーティストとしてデビュー。ヨーロッパ、主にUKの音楽的要素を曲に取り入れている。 '94年には「 The Roots 」の2nd アルバムの中の「コンチェルト・オブ・ザ・デスペラード」、「ワン シャイン」でゲスト・ボーカルをしている。 '96年 スチュアート・マシューマンに誘われて、SADE の3人の正式メンバー、SweetBack の同名のアルバムの中の「 Gaze 」、「 You will rise 」の2曲でヴォーカルだけでなく作曲もしている。 95年に「Tell Me」のワールド・ワイド・ヒットで、日本でも多くのファンを獲得したグルーヴ・セオリーの女性ヴォーカリスト、アメル・ラリューの待望の2枚目となるソロ・アルバムが遂に完成。Crystal Kayが『make me whole』をカバーしたり、シャーデーのバックバンドでもあるスウィート・バックやルーツなどの作品にもフィーチャ−され、爽快感あふれる歌声は一般のファンのみならずJ.LoやCharaもが自分のFavoritesにあげるなどと彼女のファン層は広い。そして00年には、自身が作詞/作曲/プロデュースしたソロ・デビュー作『インフィニット・ポシビリティーズ』を発売し、日本国内だけでも5万枚を突破。モデルとしても高級ブランドCOACHのキャンペーンに起用されたり、本国でも暫しファッション誌に登場したりとあらゆるフィールドで活躍中のアメル・ラリュ−。更に進化を遂げたアメル.ラリュ−の新作はグルーヴ感、ジャズテイスト、ポップ感及びヒップホップをも取り入れている幅広くて聞きやすいアルバムになっています。SOUL/R&Bという枠を超えた質の高いアルバム"Brave Bird"。日本盤には、ボーナストラックも収録。 

メールアドレス *オプション
 ご感想をどうぞ feed back
ニックネーム/お名前  *オプション
ご感想をどうぞ
すごく面白かった(very interesting)
普通 (Good)
あまり面白くなかった(not interesting)

大ファン!(I'm a big fan!)
はじめて知った(This is my first time)
興味ない(Not interesting)


[取材協力:MCJP, Blliss Llife records]
[Intervied &text by jun ide]

 

,ご注意:ビデオをご覧になるには、リアルビデオプレイヤーが必要ですので、無い場合には、上のフリーソフトをダウンロードしてください。こちらへ
全てのビデオ コンテンツは、ブロードバンド向けに配信しておりますので、500k以上の速度のADSL、或いは、ケーブル モデム アクセスが必要です。
全てのビデオ/写真 コンテンツは iMedia24.tv Japan,アーティスト所属事務所、レコード会社にコピーライトが帰属しますので、許可なく複製、及び内容
の改編は固く禁じます。


(C) 2002-2004 iMedia24.tv Japan
(C)2004 MCJP
(C) Bliss Life Records

In order to view those video contents, must need to have RealMedia player 8.0 above, plus must have ADSL or Cable Modem access at 500k/sec above.
All contents are produced by iMedia24.tv Japan under permission by artists. These contents are only use for artist promotion purpose. Please do not reuse or edit
these video contents without permission. If you have any question, please contact with us. >>Contact