福富幸宏 特別独占インタビュー


Yukihiro Fukutomi exclusive interview

Interviewed by jun ide
協力:Horino@E3!

1)昨年11/12 にリリースされた約4年ぶり最新作"Contact" について、
まずはアルバムのコンセプトについてお聞かせください。


A:様々な音楽の『接点(=Contact)』から、音楽と人との『触 れ合い(=Contact)』が生まれる、といった様なコンセプトです。DJをする時も、 ジャズやソウル的なものからテックなものまで幅広く、そしてそれらを自然な流れで 聴かせられる様心がけていますが、"Contact"もまさにそんなイメージで制作しました。

2)今作では、吉澤はじめ、中村雅人など、平戸祐介など、日本のクラブジャズ界 をリードするアーティストが多数参加され、非常に クオリティーの高い作品だと思いますが、福富さん自身、アルバム制作で 目指したものとは?

A:コンセプチュアルな部分と、直感的、動物的な「ヴァイヴ」 との両立を目指しています。 ジャズ・ミュージシャンをフィーチャーするのは「感覚の人 」のフィーリングを求めての事です。ヴォーカリストもそういう観点で選んでいます。

3)今作アルバムには、今までの作品には見られなかったタイプの作品がいくつかありますね。たとえばオルゴンのファニー・フランクリンが歌う「Here And Now」と「BeautifulPeople」など、どんな キッカケで制作したのでしょうか。

A:以前のアルバムでのブロークン指向を、よりルーツ寄りに表 現したかったのがこの2曲ですね。 ブロークン・ビーツという よりはジャズ・ファンクに聴こえるように、というか。

4)福富さんにとって今作で一番こだわりの作品は?

A:1曲目「The Empty Set」は、結構な実験作だと思っています。 3拍子ですし。

5)どんな雰囲気でのレコーディングだったのでしょう?

A:もうほとんど一人ぼっちで黙々と打ち込みし続ける、という 感じです。
でもまったく寂しくはないですよ。一人でいるのが 大好きなので。

6)ご自身の音楽を通じてリスナーに、何を伝えて行きたいですか?

A:「ヴァイヴ」これに尽きます。

7)今後の活動予定、展開について教えてください。

A: DJスケジュール: 詳細はこちらへ。

8)最後にファンの方へメッセージをどうぞ。

A:今後ともよろしく!









福富幸宏(Yukihiro Fukutomi)

1988年に初めてNYを訪れた際ハウス・ミュージックにノックアウトされ、
以来一貫して「ハウスの本質と多様性」を追求すべくDJ,制作活動を行ってきた。
その作品は常に様々な音楽のエッセンスを含み、容易にはカテゴライズし辛い
ものであったが、それが故に持つオリジナリティは国内よりむしろ海外Jazzシーン
で高く評価される結果となり、'99年以降リリースされた作品は全てワールド
ワイドリリースを果たしている。
 最新作『Contact』は、ハウス・ルーツに立ち返りつつ、
その「本質的な多様性」を見据えた、ストイックかつ幅広い内容となっている。

 

 


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